最近の一眼カメラはオートモードでもキレイに撮れますね。
スマホから一眼カメラに変えたときは、オートモードだけでキレイに撮影できたので、オートだけを使ってました。
だけど、せっかく一眼カメラを買ったので、オート以外でも撮影したいと思って調べました。
絞り・F値を変えるだけで様々な写真を撮影できることを知り。
そこからは、Aモードを使いながらいろいろな写真を撮影してきました。
そこで今回は、「絞り・F値」や「Aモード(絞り優先)」などについて解説をしていきます。
目次
絞り・F値とはカメラが受ける光の量を調整する
カメラには光を受けるセンサーがあります。
センサーが受ける、光の量によって写真が明るくなったり、暗くなったりします。
暗い場面では光の量を多く、明るい場面では光の量を少なく。
このように場面に合わせて、センサーが受ける光の量を調整するシステムが「絞り・F値」と呼ばれています。
左に行くほど光を多く、右に行くほど光を少なく、絞りで光の量を調整。
F4とF8のときの比較画像です。
絞り・F値以外の条件はすべて同じ。
ISO100・シャッタースピード1/25秒
どうでしょうか?
絞り・F値が2つ違うと、かなり暗くなります。
なので、絞り・F値が小さいレンズほど、明るいレンズ(光を多く集めることができる)ということになります。
絞りを変更すると明るさ以外にも変化があります。
それは被写界深度。
絞り・F値を変更すると被写界深度が変わる
被写界深度とはピントが合う範囲のこと。
つまり、「ぼけ」のことです。
絞りを開く・F値を小さくする→背景がぼける(被写界深度が浅い)
絞りを開いて、F4で撮影。
ぼけるときは被写界深度が浅い。
背景をぼけさせることで、柔らかく見せることができます。
写真を見てもらうと、右上の文字がぼけているのがわかると思います。
次は全体にピントが合う・被写界深度が深い。
絞りを絞る・F値を大きくする→全体にピントが合う(被写界深度が深い)
絞りを絞って、F8で撮影。
全体的にピントが合いましたね。
全体にピントが合っていると被写界深度深い。
Aモード(絞り優先)で絞り・F値を変えてみよう
ここまで、「絞り・F値」について解説してきました。
絞り・F値だけ変更して撮影できるモードが一眼カメラにはあります。
それが、Aモード(絞り優先)です。
Aモード(絞り優先)とは
絞り・F値を自分で設定できるモードです。
オートモードでは、「シャッタースピード」・「絞り・F値」・「ISO」の3つを自動で設定してくれます。
なので、オートで露出を調整。キレイな写真が撮影できます。
だけど、Aモード(絞り優先)は、「絞り・F値」をマニュアル、それ以外の「シャッタースピード」・「ISO」をオートで調整してくれます。
なのでAモードでは「絞り・F値」に集中が可能。
(シャッタースピード1/320秒 F値9.0 ISO100)
このように、風景写真ではF値を大きくし全体にピントを合わせ、シャープな撮影もできるようになります。
まとめ
「絞り・F値」とはカメラのセンサーに受ける光の量を調整する仕組み
- 暗いところでは絞りを小さく
- 明るいところでは絞りを絞る
「ぼけ」を調整するのも絞りの役割
- ぼけを大きく(被写界深度が浅い)したいなら絞りを小さく
- ぼけを小さく(被写界深度が深い)したいなら絞りを大きく
- Aモード(絞り優先)を使うと、自由に「絞り・F値」を調整できる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。